♡放課後みすてりあすいーつ!♡
「シルクハットの六番目、ミルクコーヒーの四番目って具合に当てはめていくと……こういう事とちゃうのん?」
導き出された言葉は……『トコレイトウ』。
「とこれいとう……床鴒島(とこれいとう)か?」
「床鴒島って……K県のしかないよね?」
床鴒島と言えば、日本列島南部に位置するそこそこ名前の知れたリゾート地。
一言で簡単に表すなら、いわゆる南の島だ。
「でも、床鴒島のどこにいるんだ?床鴒島って言っても範囲広いだろ」
「待って、もう一枚あるであります!」
絢太が拾ったのは、最初と同じような紙を折ったもの。
『キッシュを食べたんだ
たくさんのハーブティ
嘘みたいに美味しくてさ
ミルクレープ食べてごらん
ゾイサイトのハライソ
苺のマカロンを食べよう
のんびりとしたとこ
時音』
また暗号みたい。
今度はヒントが無い。
「こっちはさっきみたいな解き方じゃないみたいだな」
「ヒントが無いのはキツいでありますよ~……」
男子コンビは頭をかいて唸った。