♡放課後みすてりあすいーつ!♡
学校の外でアレと関わってると、いつも遅刻しそうになる。
せめて学校へ着いてから来てほしい。
今日はラッキーだ!
無事に学校に着き、自分たちの教室、二年七組へ向かう。
「おはよーっ」
「おっはー☆」
私が欠伸を噛み殺しながら教室のドアを開ける隣で、元気に美色が目の横にピースサインを持って行って何故か可愛こぶる。
始業十五分前という丁度いい時間に美色と一緒に教室に入ると、待ってましたとばかりにクラスメイト達がドカドカと私達の元へ来た。
まるで水牛の群れ。押し潰されそうになりながら進み、どうにか自分の席に着いた。
「あっ、待ってたよー!『クルミィーズ』!」
「ねぇねぇ、時音っち、聞いてよ!昨日ウチの彼氏がね~」
「美色!調べてくれた?!アタシんちのモカちゃんの行方!」
「おーい、来栖!山田さんの好きな人、聞いてきてくれたか?」
「ねぇ、国吉さん!ちょっと、聞いてくれる?!」
「時音ちゃん!」
「美色ちゃん!」