♡放課後みすてりあすいーつ!♡
「す、みま、せ……ん、だいじょ、ぶ……ですか、ら……っ」
軽い過呼吸を起こしてるみたい。
苦しそうだ。
「ちょっと!誰か先生呼んできて!」
「部長、濡れタオル持ってきました」
「ビニール袋口にやるんだっけ?」
「馬鹿、それ違うよ!」
「燕くんしっかりしてー!!」
一気に部室が騒がしくなった。
園芸部部長と芙雨ちゃんが率先して行動してる為、私達二人は何もやることが無く、ただ見守る事しか出来なかった。
「……何があったんだろうね?」
「さぁ……持病か何かあったんじゃないの?」
「でも綺鳴はそんな事言ってなかったよね?あったら言うと思うよ、結構重要な事だし」
「うーん……」
現時点では何も分からないし、私達はやること無くなったし、今度綺鳴に聞いてみよう。
その日は結局、バタバタで園芸部の活動が中止になったから、私達も帰ることになった。