♡放課後みすてりあすいーつ!♡
「どーせクラス順位の話でしょ!?やっぱりIQ1にも満たない駄犬レベルじゃないの!!」
「うっせーな!!その髪引きちぎっぞ!!」
「はぁ!?行動でしか自分の事示せないの!?やっぱただの目立ちたがり……」
ゴン!
「「いったぁ!?」」
「そのへんにしときんしゃい、お二人さん」
私と涼村くんの頭に、綺鳴の拳が制裁を加えた。
さすが、口調通りの京女。
一切容赦無く拳骨された。
目の前で星が点滅しながら回ってるぅ……
「依頼はタイムちゃんの言う通り、お受けしやす。ただ、妙な真似しはったら、次は拳骨だけやすみまへんえ」
あまりの痛さに何も言えずにうずくまる涼村くんを見下ろしながら、綺鳴は暗黒のオーラを発しながら嗤う。
め、目だけが笑ってない……
「脅したり大きい声出したりすれば、誰でも言う事聞くわけじゃねーかんな?自分の立場弁えとけ」
いつもの京都弁が消え、綺鳴がはんなりとした京女からドスの効いた声の魔女に変身する。
「「「……」」」
あまりの剣幕に、私と美色と涼村くんは固まる事しか出来なかった。