♡放課後みすてりあすいーつ!♡
「ごめん!」
涼村くんが帰った後、私は二人に手を合わせて謝った。
ついついカッとなってしまった……
売り言葉に買い言葉で、自分でも覚えてないくらいの暴言を吐いちゃった気がする。
「しゃーない、しゃーない。あれはあいつが悪いよ!」
「せやせや、あんな野良犬によう立ち向かったなぁ、タイムちゃん」
下げた頭を美色と綺鳴に撫でられる。
あれ?
綺鳴の京都弁が戻ってる。
「キナリん、口調戻ってる?」
「あぁ、うち母親が京都出身やから、ちょっと口調が移っただけやよ?標準語も話せるけど、なんや標準語で喋った時の周りの反応がおもろいから、普段は京都弁混ぜて話しとんの」
ふふっと綺鳴が楽しそうに笑う。
うん、確かにあのギャップは効果がある。
口調だけの問題じゃないけど……