♡放課後みすてりあすいーつ!♡

「あ、そうでしたね……最近暑いですし、ジェラートで良いですか?オレんちの近くのアイス屋ので良ければ奢ります」

「OK!!」

私は親指を立てた。

ジェラートか……もう夏も近いし、サッパリしたもの食べたいかも。

これで契約は成立だ。

あとは調査して解決するのみ!







「まず、彼女のプロフィールを細かくおせてくれへん?」

綺鳴が聞いた。

他校となると捜査が難しくなるからね。

透輝くんからの情報がかなり重要になってくる。

「えっと、如月(きさらぎ)高校一年生の、梅井 叶海(うめい かなみ)ちゃんって子です」

いつものように美色は聞いただけで頭の中にデータを入れ、私は手帳に書き込んでいく。

「外見は?」

「背は燕より少し低いくらいで……あ、ちょうど来栖先輩と同じくらいの長さのサラサラしたロングヘアで、毛先を揃えてパッツンにした感じです。大和撫子なお嬢様っぽい雰囲気の美少女ですよ」

図書委員会に所属するくらいなら、まぁそんな感じの大人しくて上品な娘だろうね。
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