♡放課後みすてりあすいーつ!♡

私と髪が同じくらいって言うと……背中の真ん中と腰の中間くらいで?

他の男子と比べるとちょっと小さい燕くんより少し低いなら、女の子としては平均身長かな。

「あと他には何か分かる事ある?」

「えっと……さっき言った通り、大人しい子です。口数が少ないけど頑張り屋で、あと、口で説明するのが苦手みたいで、たまに身振り手振りで表現してます。バタバタしててなんか可愛くて」

うーん、参考にならないなぁ……

関わりがあったとしても、会ってから日が浅いみたいだし、他校だし、透輝くんでも分かんないか。

ここにいて色々やっても進展しなさそう。

「とりあえず現段階じゃまだ解決出来ないから、もう少し時間くれる?」

「あ、はい、分かりました。オレの予定的にはいつでも大丈夫ですけど、出来れば早めに和解したいので、そのへんよろしくお願いします」

まぁそれもそうだよね。

普通好きな子とは早く仲直りしたいものだ。

透輝くんと燕くんは教室をあとにした。



……さてと。

「どーしよっか?他校じゃ調べようがないよね~……」

「何言っちゃってんの、ミィ。何の為の私よ」

「え?」
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