♡放課後みすてりあすいーつ!♡
私は鞄からノートパソコンとと愛用のヘッドホンを取り出した。
机の上にノートパソコンを置いて、ヘッドホンを頭にセットし、準備を整える。
「忘れたの?私の特技はハッキングだよ?」
私はキラリと目を光らせる。
これでも電子的なネタには強いんだ。
もちろん悪用はしないけど、ちょっと個人情報とかデータ覗くだけなら良いよね?(※良くない)
カチャカチャとキーボードを叩き、如月高校のホームページを立ち上げる。
あとは、この機械にログインするのを手伝ってもらえばOK。
『Now Loading……』の文字が消え、生徒専用ページの画面が出た。
「よし。これでログイン履歴とか調べれば、叶海ちゃんの事ちょっとは分かると思うよ」
「タイムちゃん……おっそろしい子やなぁ……」
「ん?」
綺鳴が引き気味に笑う。
何が恐ろしいの?まぁいいや。
「あたしにも見ーせてっ」
ひょいと美色が画面をのぞき込む。
「ここからどうするの?」
「学生専用チャットとかがあれば見たいんだけど……この学校無いっぽいね」
とりあえずデータが登録されてる生徒の一覧を開いた。
ここから「梅井 叶海」のデータを探そう。