陽の明かり



そう堂々巡りが続いていると、いつの間にか小屋の前についていた。


コンコンッ



ギィ…



「いらっしゃい。」



今日も恵未優は、ひょこっとドアから覗きこんで私を中へ案内する。




「…紗枝ちゃん、元気ないね。どうしたの?」


私は中に入ったまま突っ立って、先程のことを告げた。


「…紗枝ちゃんが友達じゃなかったって言うならそうなのかもしれない。でも、友達だった、って最初思ってるならその子は友達だよ?」



真剣な顔つきで恵未優は言ってくれた。



「私だって、友達と思いたいよ。でも、」


「好きな人と歩いてたら怪しいって誰でも思うよね、仕方ないよ。紗枝ちゃんはただしい。」


「…………。」



「でも、不思議だね。なんでだろう?」



「付き合ってるんだよ、きっと。」



「……紗枝ちゃんはどうしてその人が好きなの?」

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