いつか、好きって伝えたい。〜有り難うのLove story〜
桜は姉御肌で、料理も上手い。



しっかりしていて、危なっかしい茉莉花を支えてくれているのは桜だ。



「どうなった、って?」



茉莉花はキョトンとして、好物のハンバーグを頬張った。



「だーかーら。練次(れんじ)とどうなったのか、ってこと」



鈍感な茉莉花に、礼亜(れいあ)が溜め息を吐いた。



「まったく。茉莉花は鈍感過ぎるよ。昨日の結果が訊きたくて、ウズウズしてたんだから」



「えへへ。ごめんね」



茉莉花は舌を出して笑ってみせた。



「どうでもいいから、早く訊かせてよ。うちらの仲でしょ?」
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