いつか、好きって伝えたい。〜有り難うのLove story〜
「ルカちゃんも礼亜ちゃんも桜ちゃんも、そんなに急かさなくてもいいじゃん。ハンバーグ味わってたの」



茉莉花は少し頬を膨らませる。



「あはは、かわいー!」



その姿に、三人は笑ってしまう。



「澤田茉莉花、16歳。意を決して、結果報告をしたいと思います」



「前置き長い。いらない」



桜がムスっとした。



「桜ちゃんごめんね、それでは言います……」



……その時だった。



頭上に黒い陰が現れたのだ。
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