僕は介護職になりました。
介護職になる前の僕
今日も僕は愛車のアドレス125に乗り、風をきって道路を走る。
昔から知っている道を走りながら、子供の頃と大きく変わってしまった街を見ながら、この後の事を考えていた。
8年くらい前に建設された大きなマンションの駐輪場にバイクを止めてヘルメットを外した。
携帯で時間を確認し、マンションの入口へ向う。
オートロックのインターホンを鳴らすと、女性の声で「宜しくお願いします。」と落ち着いた声で挨拶され、僕も「おはようございます。」とカメラに向かい笑顔で挨拶し、マンション内へ移動する。
エレベーターに乗り、大きく深呼吸をし、両頬を軽く叩いた。そして独り言を言う。「仕事だ!頑張るぞ!」と気合いをいれた。
エレベーターのドアが開いた。目的の部屋の前に立ち、入口のドアをゆっくり開けて、「おはようございます!宜しくお願いします!」と挨拶をすると、女性が「よろしくー」と挨拶を返してくれた。
廊下を歩きリビングに向かうと、車椅子に乗った高齢の男性とその隣に先程挨拶を返して下さった高齢の女性が立っている。
僕が担当しているお客様のT様とその奥様だ。
僕が働く業界では「お客様」の事を「ご利用者様」と呼ぶ。
僕は今、高齢者専用の訪問介護をやっている。
そう僕は介護職。
昔から知っている道を走りながら、子供の頃と大きく変わってしまった街を見ながら、この後の事を考えていた。
8年くらい前に建設された大きなマンションの駐輪場にバイクを止めてヘルメットを外した。
携帯で時間を確認し、マンションの入口へ向う。
オートロックのインターホンを鳴らすと、女性の声で「宜しくお願いします。」と落ち着いた声で挨拶され、僕も「おはようございます。」とカメラに向かい笑顔で挨拶し、マンション内へ移動する。
エレベーターに乗り、大きく深呼吸をし、両頬を軽く叩いた。そして独り言を言う。「仕事だ!頑張るぞ!」と気合いをいれた。
エレベーターのドアが開いた。目的の部屋の前に立ち、入口のドアをゆっくり開けて、「おはようございます!宜しくお願いします!」と挨拶をすると、女性が「よろしくー」と挨拶を返してくれた。
廊下を歩きリビングに向かうと、車椅子に乗った高齢の男性とその隣に先程挨拶を返して下さった高齢の女性が立っている。
僕が担当しているお客様のT様とその奥様だ。
僕が働く業界では「お客様」の事を「ご利用者様」と呼ぶ。
僕は今、高齢者専用の訪問介護をやっている。
そう僕は介護職。