俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「カインって、なに考えてるのかほんとわかんない」
「初めて、俺の名を呼んだな」
「え?」
カインの声に視線を向ける。
カインはとても穏やかな表情をしていた。
今まであまり見たことのない表情。
「そ、そっちこそ。私の事名前で呼んだことないじゃん」
「なんだ、呼ばれたかったのか?」
フッと、悪戯な笑顔を浮かべたカイン。
私はぽっと頬を赤く染める。
な、なに動揺してるのよ、私。
「バ、バカじゃないの!」
「お前は俺が嫌いか」
「え・・・?」
どうしちゃったの、今日のカインなんだか変・・・。
突然そんなこと言いだすなんて。