俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「ごめんなさい・・・。よく、わからないの・・・。うまく頭が・・・回らなくて・・・」
「いえ、いいんです。僕の方こそ、すみません」
床を拭き終えたヨウさんは汚れたタオルをそっと床に置いて私を見た。
優しく、微笑みかけ私の手に触れる。
温かい、手。
優しい手だ・・・。
「ごめん・・・なさい・・・」
「ですから、いいんですよ。・・・ももこ、さん?」
あれ・・・。
なんだろう。
目の前がくらくらする。
視界がぼやけて、うまく、息が吸えない。
「ももこさん!」
身体がグラッと揺れたかと思うと、私の意識はすっと落ちて行った。