俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「私、自分の部屋に戻るよ」
「ですが、まだ横になっていた方が」
「うん。でも、ずっとここにいるとヨウさんに迷惑だし」
私は起き上がる。
身体は少しダルいけど、熱があるわけではなさそうだし歩ける。
自分の部屋に戻るくらい平気だ。
「ヨウさんに、ありがとうって伝えてもらえる?」
「それは構いませんが・・・」
「モリアも、ついていてくれてありがとう」
「それは当然です。僕は、ももこさまの執事なんですから」
力強くモリアが叫ぶ。
私はそれに笑って返す。
「お部屋までお送りします」
「・・・ありがとう。でも、大丈夫。一人で帰れるから」
「ですが・・・」
「一人で歩きたいの」
私はそう告げるとモリアを残して部屋を出た。