俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「私を巻き込んだくせに、時々カインに感じる距離とか。私がここに来た意味とか。確かに私は何も知らないなって。知ろうともしてこなかったから」
「ライは、カインの事に関しては熱くなりますからね」
「それ・・・、なんとなく感じました。ヨウさんとかスイとかとは、少し違うような気がして」
よくわからないけど。
なんとなく、そんな気がするってだけで。
「そうですね・・・。簡単に言えば、ライはカインが死ねといえば、迷いなく死ぬことができるでしょうね」
「え・・・」
「極端な話ですが、それくらいカインの事を想っていると言っていいでしょうね」
どうしてなんだろう。
それを、ヨウさんに聞くのは違う気がして私はそれ以上聞くことはできなかった。
でも、ライはそれくらいカインの事を大切に想っていて・・・。
ああ、だからこそ私の事が気に入らなかったんだ。
でも、私がカインの事を護ろうとしたから、少しは認めてくれたってことかな。
「ですが・・・。ももこさんの表情が少し明るくなったようで、安心しました」
「あ・・・」
「ここに来られてから、ずっと塞ぎこんでいる様子だったので」
「心配かけて、ごめんなさい・・・」