俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
食事を済ませ、自分の部屋にとぼとぼと歩いていると、視線の先にライの姿を見つけた。
「ライ!」
私は思わず駆け寄って名前を呼ぶ。
ライは歩みを止めると、怪訝な顔で振り向いた。
「なんだ、お前か」
「ごめん、呼び止めて・・・」
思わず呼び止めてしまった私は、少し戸惑いながら頭を下げた。
「ライに、聞きたいことがあって・・・」
「なんだ」
「ライは、私がここにいないほうがいいって思ってるんだよね?」
ライにこんなこと聞いて、私は何を確認したいんだろう。
居たたまれなくなって顔を俯かせる。
「そうだな」
そんな私に冷たい声が降り注いだ。