俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「自らって・・・」
フウカが呟くように問う。
「今朝、ももこさんの様子が少しおかしかったんです」
「え?おかしかったって?ももちゃん、どうかしたの?」
「いえ、聞いても大丈夫だとしか・・・。ですが、僕に、カインの事をよろしくと・・・」
「え・・・?」
口元に手を添え、考え込むようなしぐさでそう言う。
考えてみれば、不自然だったのだと気付く。
どうしてあの時、深く追求し追いかけることをしなかったのかと悔やまれた。
「そういや・・・。なんか言ってたな」
「え?ライもももちゃんに会ったの?」
「呼びとめられて、聞かれた」
「聞かれた?」
首をかしげるスイに、ライは思い返すように視線を上に向ける。
「自分はいないほうがいいのか、とかなんとか・・・」