俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜


ドウン!!


突然、地面が地震のように揺れた。
バランスを崩しその場に座り込んでしまう。



「っ、これは・・・」

「カイン・・・」



ヨウさんの表情が固まる。
ライの手が私の胸ぐらから離れ心配そうに部屋の方を見つめた。

いったい、何が起きたの?




「・・・窓の外を」





ヨウさんが呟くのを聞き、呆然としたまま窓の外へと視線を向けた。
その空の色を見て、私は愕然とする。


今まで生きてきた中で、見たこともないような色の雲が立ち込めバチバチと稲妻が走っている。
雨が降り注ぎ、バチバチと稲妻が天上界のあちこちに降り注いでいる。




「これ・・・どういう・・・」




ここに来て、晴れている空しか見たことがなかった。
天上界には雨は降らないのだと。




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