俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「言っただろう・・・」
カインの声がする。
私が視線を移すと、カインはとても穏やかな瞳で私をまっすぐ見つめた。
「お前は俺のモノだ。もう、決めたんだと」
「・・・カイン」
「なにがあっても、お前は・・・手放したりはしない」
どうしてそんなにも。
私を想ってくれるんだろう。
カインのその想いの正体が何なのかわからない。
どんな気持ちでそう言ってくれてるんだろう。
カインと向き合いたい。
ようやく、そう思えたの。
「私も・・・もっと、カインの事を知りたい。ちゃんと、教えて」
知りたい。
どんなことでも。
もう知らずに、傷付けるなんて嫌。