俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「あ、ごめんなさい。外に出たらシモンさんが見当たらなくて」
「少し出てくると申し上げたと思いますが」
「え、あ、ごめんなさい」
そうだったっけ。
夢中ですっかり抜けてた。
「買い物はすんだようですね」
シモンさんは私の手に提げられている買い物袋を見てそう言う。
私も、うん、と頷き袋を掲げた。
「では、そろそろ戻りましょう」
「うん。今日はありがとうございました」
「いえ。これも私の仕事の一つですから」
仕事だから仕方なくってことね。
まぁ、すすんでしてくれるとは思えないけど。
でも、買い物は気分転換にもなったからいっか。