俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「あ、ももちゃん、おかえりー!」
お城で迎えてくれたのはスイ。
ぶんぶんと手を大きく振って満面の笑みだ。
私も、それに返すように手を振る。
「ただいま。スイ、仕事は終わったの?」
「うん―。今日の任務はぶじしゅーりょー」
「そっか。お疲れ様」
うーん、と伸びをしたスイに微笑み労いの言葉をかける。
にへらっと笑ったスイがとても可愛い。
弟ができたみたい。
なんて、スイの方がずっと長く生きてるんだったっけ。
「いいものは買えた?」
「うん、可愛い雑貨屋さんに行ってランプを買ったの」
「へぇ!飾ったら見に行ってもいい?」
「もちろん!遊びに来てね」
スイとそんな会話を交わし、別れた私はそのまま自分の部屋に向かう。
部屋で早速買ったランプを取り出し飾った。
「うん、可愛い」
満足げにそう呟いた。