俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「あぁ?聞きたいことだと?てめぇ、俺様が悪神だとわかって言ってんのか?」
「そうよ!あ、悪神であるあなたに、聞きたいの」
負けない。
精一杯睨みつけて叫ぶ。
「魔神の、右腕と呼ばれている人について、な、なにか知ってることがあったら、お、教えなさい!」
かっこがつかない。
声が震えて、怯えているのがバレバレだ。
「はぁ?てめぇに話すことなんて何もねぇよ!邪魔するな!」
悪神は怒鳴りつけると手を振りかざし向かってくる。
恐怖に、動けない。
腕をかざし身体を庇う。
「きゃぁっ!」
思い切り殴りつけられた私は吹き飛ばされ地面に叩きつけられた。
バタン、と無様に倒れ痛みに起き上ることができない。