俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
デモンの手が、私の首に勢いよくかかる。
ガッと顎を掴まれ立ち上がらされる。
苦しさに顔を顰めながらデモンを睨みつける。
「いい顔だ。もっと苦しめ。もっともがけ。あいつが大切にしているものは、すべて壊してやる」
「・・・っ、ど、いう・・・いみ・・・っ」
「いいことを教えてやる」
グッと手に力を込められ、私の耳元に顔を寄せる。
息苦しい。
「裏切り者が、いつでもあいつの命を狙ってる」
「・・・え」
「お前に、あいつが護れるか?」
そう言うと勢いよく腕を引かれ私は前のめりに引き倒された。
大きく咳き込み顔をあげるともうそこにはデモンの姿はなかった。
「ごほっ・・・はぁっ・・・」
いったい、どういう意味・・・?
裏切り者って・・・。