俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「そんな事、私がするわけ!」
「見苦しいですよ。ここまで証拠が出そろっているんです。もう誰もあなたを信用しませんよ」
冷たい視線が刺さるように私を見る。
視線をカインに向けると、ひどく傷ついた表情をしていた。
でも、すぐに険しく顔を顰めると私を睨みつけた。
「そこまで、俺が憎いか」
「カイン・・・?」
「俺を、殺したかったのか」
「違う、私は!」
「なにを信用しろというんだ!お前の、なにを!」
全てが私を悪だという。
あの場所に行かなければ。
ミイナさんを追おうなんて思わなければ。
あの扉を開かなければ。
なにか今は、変わったんだろうか。
ポロポロと溢れだした涙。
そんな目で見ないでほしい。
そんな声、聞きたくない。