俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
もうやめて。
もう嫌だ。
「もう、お前の顔なんて見たくない。俺の前から消えろ!」
ガシャン、と皿の割れる音が響く。
ビクッと肩を震わせる。
カインがそのまま広間を出て行った。
私の腕をひねり上げていたシモンさんはグッと私に身体を寄せた。
そして耳元に口を寄せ・・・。
「残念でしたね」
そう、呟いた。
ハッとして顔をあげると、シモンさんは口元に笑みを浮かべる。
すぐにその恵美を消すと私の腕を突き放し去っていった。
今の・・・なに・・・?