俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
突然、慌ただしい声が聞こえ始める。
いったい、なにが・・・。
痛む身体を抑え私は立ち上がった。
なにかが起きている。
大きな爆発音が聞こえ始めた。
もしかして、悪神が・・・?
もし、例えば。
シモンさんの目的が私の排除だけじゃなかったとしたら。
例えば、その目的のために私の存在が邪魔だったとしたら。
もっと大きな目的があって。
悪神を手を組んだわけじゃなく・・・。
――俺には出来た部下がいるからな
――裏切り者が、いつでもあいつの命を狙ってる
デモンが言っていたこと。
あれって・・・。
私はハッとして走り出した。