俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
それなら、ももこは。
俺は、裏切り者のいう事を信じて。
真実を訴えていた彼女を疑った。
「いいね。その表情。その顔が視たかったんだ。すべてに絶望する、その顔」
あざ笑うようにデモンが言う。
そんな言葉さえ、もう受け付けることができない。
反論することもできなかった。
「可愛そうにね、その子。大事な本を返せってさ。それなのに、仲間割れだって思われて、責められて、傷だらけになってまで取り返そうとしたのに」
「そう仕向けたのはてめぇらだろうが!」
ライが叫ぶ。
「苦しめ。もっと苦しめばいい」
デモンの声が響く。