俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
俺にはこんなにも。
「当たり前!私だってもっちんに謝りたいもん!」
「ああ。土下座くらいじゃすまねぇよな」
支えてくれる仲間がいた。
俺が歩いてきた道は、敵ばかりではなかった。
「みんなで誠心誠意謝りましょう」
「許してくれなくても、何度だって謝るんだ」
謝らせてくれ。
どうか、側で。
俺たちの謝罪を聞いてほしいと願う。
「でも・・・裏切り者がシモンさまだったなんてね」
シモンが気を落としたように呟く。
それについては、俺の落ち度だ。
全く気付かなかった。
誰よりも側にいたのに。
「すまなかった。俺が気づくべきだったのに」
「気づけないほどの手練れなんでしょう。敵に潜入するのは簡単じゃありませんからね」
何にしても、許してはおけない。