俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「・・・そうすることがあいつの幸せだって。正しいことだって、信じてたからな。あいつも戦いたいって思ってるなんて考えもせずに」
「僕たちは、間違っていたのかもしれませんね。ですが、もう間違えません。この天界はカインと僕ら神皆で護っていくんです」
「そうだよ!私たちみんなで護ろう!」
ヨウさんやフウカちゃんも声を上げる。
変り始めた関係や、環境。
きっとよくなっているんだって。
皆が楽しそうに離れていくのを見送りながら、私はそっとフウカちゃんを呼び止めた。
「フウカちゃん」
「ん?なぁに、もっちん」
「・・・ライのこと」
こそっと誰にも聞こえないように小声で。
「好きってちゃんと伝えないと伝わらないよ。ライって、結構鈍感そうだから」
「・・・えっ!?な、なんで、それ!」
私の言葉に、顔を真っ赤に染め上げるフウカちゃんが可愛い。