俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「ももちゃぁんっ‼︎」
突然腰にきた衝撃に小さく唸り声を上げ振り向くと、ニコニコ笑顔のスイ。
私の腰に笑顔で抱きついている。
「す、スイ・・・?」
「名前、覚えてくれたんだっ!嬉しい!」
はしゃぎ気味のスイは嬉しそうに笑う。
なんだか、弟ができたみたいで可愛い。
「ももちゃん、美味しい料理たくさんあるから、食べよう!」
「え、あ、うん」
「ももちゃんのためのパーティなんだから、楽しまなきゃね!」
スイに手を引かれ連れて行かれる。
チラッとヨウさんを見ると、優しく微笑んで見送ってくれていた。
私はほおが熱くなるのを感じ、小さく頭をさげると顔をそらし前を向いた。
「ももちゃん、なにが食べたい?」
「え?」
「お肉系もお魚系もなんでもあるよ!」
無邪気に笑うスイに私も笑顔を返す。