俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜


「ももちゃぁんっ‼︎」


突然腰にきた衝撃に小さく唸り声を上げ振り向くと、ニコニコ笑顔のスイ。
私の腰に笑顔で抱きついている。




「す、スイ・・・?」

「名前、覚えてくれたんだっ!嬉しい!」



はしゃぎ気味のスイは嬉しそうに笑う。
なんだか、弟ができたみたいで可愛い。



「ももちゃん、美味しい料理たくさんあるから、食べよう!」

「え、あ、うん」

「ももちゃんのためのパーティなんだから、楽しまなきゃね!」


スイに手を引かれ連れて行かれる。
チラッとヨウさんを見ると、優しく微笑んで見送ってくれていた。

私はほおが熱くなるのを感じ、小さく頭をさげると顔をそらし前を向いた。




「ももちゃん、なにが食べたい?」

「え?」

「お肉系もお魚系もなんでもあるよ!」



無邪気に笑うスイに私も笑顔を返す。


< 51 / 376 >

この作品をシェア

pagetop