俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
狙われし神
パーティもひと段落し、天界人たちは続々と帰っていき、一気に静かになる。
残ったのは、神たちだけ。
「あれ・・・」
一人、見たことない人がいる。
それに、女の人・・・。
上側の髪をツインテールにして、ロリータ風の服に背中に羽が生えている。
それは、天界人のそれとは違う、よく見る綺麗な大きな羽だ。
「あっ!もっちん!」
その人は、私の姿を見つけると大きく手を振る。
私はそれになんと反応すればいいのかわからず戸惑いに視線を揺らした。
それに、もっちんって・・・私のこと?
「あ、あの・・・」
「初めまして!ずっと話しかけるタイミングをはかってたんだよ!会いたかったぁ」
「え、と」
「私、風ノ神フウカ!よろしくね」
「よ、よろしく」
なんだか、すごく明るい子だなぁ。