俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜

｢あー、うっせぇ声｣




横を通り過ぎたのは、ライ。
ブスッとした声でそう言う。

感じ悪い。




｢なによぉ、ライ！いいでしょ！会いたかったんだから。文句あるの？｣

｢別に。ただ耳障りだと思っただけだ｣

｢耳障りってどういう事よ｣

｢うっせぇな！本当の事だろ！」




あれ、なんだかこの二人・・・。
言い合ってるけど、仲いいのかな？
言い合ってる言葉とは違って、なんだか声の感じはギスギスした雰囲気は感じないけど。



それに・・・。
なんだか、フウカちゃんの顔心なしか赤い・・・？





｢てか、放せって。俺はもう帰んだよ｣

｢ええ？なんでー｣

｢そもそも、俺は参加したくなかったんだよ。そんな女の歓迎パーティなんか｣




ぎろっと睨まれる。
なんで私に対してはそんな敵意剥き出しなの？