俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
カインの部屋のドアをノックする。
でも、返事は聞こえない。
部屋にはいないんだろうか。
気になってそっと扉をあける。
おずおずと中にはいる。
室内は薄暗かった。
やっぱ、部屋にはいないのかな・・・?
そう思って踵を返そうとすると、小さな呻くような声が聞こえた気がした。
「・・・いるの?」
小さく問いかけながら振り返る。
ゆっくり中にはいると、ソファに人の足を見つけた。
あそこにいるのは・・・。
私がそっと近づき、そのソファを覗き込む。
「えっ!?ちょっと」
そこには、苦しそうに唸るカインの姿が。
ひどく汗をかき荒い呼吸を繰り返している。