俺サマ神サマ〜お前今日から俺のヨメ〜
「カインさま!」
「カインさまも遊びに来たの?」
子どもたちがカインに気づいて集まってきた。
皆、カインの事を知ってるんだ。
それに、カインにとても懐いているみたい。
なんだかここでも意外な姿。
「今日は、こいつと遊んでやってくれ」
「このおねーちゃん?だあれ?」
「え、あ。あの。ももこって言います」
「ももこおねえちゃん!」
カインに言われた子供たちが一斉に私を囲う。
キラキラした瞳が私を見上げ、とても可愛い。
「あそぼー!」
私はそのまま子どもたちに連れられてその広場の中へ駆け出した。
せり上がっていたあの場所は、所謂すべり台のようなものだった。
皆登っては滑り降りて楽しんでいたのだ。
私も、子どもたちに連れられ、挑戦した。