もう愛情を求めない
私は彼に嘘をつけるほどの余裕がない。


「そ、そうです…」


だから正直に答えないとヤバイことになるしか、考えが回らない。


私、そんな悪いことしてないよ。



「ふぅ。
やっと見つけた。

ちょっと来い」


私は荷物を持ったまま、引きずられるように教室から出された。



もう恐怖しか気持ちがない。


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