もう愛情を求めない
気怠そうなオッサンは、私の方に面倒くさそうに耳を傾ける。


「あっちの方の商品が派手に落ちていましたよ。

ちゃんとキレイに並べて下さいよ」


「あ、スミマセン…」


おっさんはそう言うと、商品を並べに向かった。


私は急いでタバコが並べられている小さな棚を見た。


一番値段が高いのを見つけるのに、30秒もかからなかった。


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