もう愛情を求めない
「いいねー、その目。
泣いてみん?
助けてーって叫べよ。

アイツラは、ボコることで楽しんでんだからさぁ、俺も楽しませてよ。


いくら喚いたって、俺の仲間が周辺を張ってるから誰も近づけやしないがな」



男の言葉は、私を恐怖で支配させる。


叫べと言われても、当然そんなことできない。


唇が震えている様子を見た相手は、ボトルの栓を開ける。


「飲めよ、吐き出すな」


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