もう愛情を求めない
そっか…。

『ふっ。
おまえは馬鹿な上に、可哀相なヤツなんだな』


だからあの時、私は男に嘲笑されたんだ。



変わることのない義母さんの行動に、どこかいつかは変わってくれると待ち望んていたことに、
男は私をバカ扱いしたんだ。


いつまでもそういう都合のいい当てをしているから、可哀想だって言われたんだ。



男の言った意味が理解できたとしても、嬉しいものではなかった。


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