もう愛情を求めない
私は出かける準備をしていた。


バイトを長々休むことを言っていないから。


電話で長期間の休みをもらうのは、面目ないと思うから直接言うことに。



そして小さな紙製の袋を丁寧にカバンに入れると、私はアパートを出た。



「綾ちゃん!?

どうしたの、その顔?」


男に殴られた傷跡は治っておらず、報告しようとした店長に驚かれる。



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