もう愛情を求めない
何日も歩き続けて、ボロボロになったし、雨に打たれて衣服もびしょびしょ。


体調を崩しかけていたし、何より足が激痛で悲鳴を上げていた。



そんな中でようやく帰り着いた家から出てきた義母さんは、私になんて言ったと思う?


『ちっ。 帰ってきたのかよ。
せっかく捨ててきたっていうのによ。

警察でさえ誤魔化せていたのに、お前が帰ってきたらまた手間かかるじゃねぇかよ。


その汚い体で家に入ってくるな。


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