もう愛情を求めない
恐らく私は自分が決めていたことを達成することは、できないのかもしれない。


「辛かったんだな、あーちゃん」


私の長々とした話に、その一言だけを言い、私を抱きしめようとする彼。


その行為がムカついた。


「私に触るな!

私なんかに……触れるな…」


震える言葉。

激しく振り払われる快君。


そして最後に私は彼を言葉で突き刺した。


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