もう愛情を求めない
「私は温もりなんかいらない。


そう義母に教えられてきたんだ。


……もう、快君とは会いたくない。


会いに来ないで。

偶然すれ違ったとしても、無視して。


私はあなたの優しさに、惑わされたくない」


鋭い目つきになっていた私は、なにか言いたげな快君を無視し、急いで立ち去ろうとした。



しかしすぐそこに、快君の友達がいて目が合った。


< 246 / 461 >

この作品をシェア

pagetop