もう愛情を求めない
「あなた勘違いしてるんだよ。

私あなたの事、お客さんとしてしか知らないです。


それじゃあ、失礼します」



感動の再会はここで終わり。



これだけ言えば、相手も一歩身を引いてくれるだろう。
   

 私はそう思い、すたすたと歩き出した。


自宅に帰るために。



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