もう愛情を求めない
「あーちゃん!!」


そう言って彼は私を呼んだかと思えば、次に私を抱き締めた。



また彼に行動を阻まれてしまった。



自然と快くんの温もりに浸ってしまう自分がいる。


「やめてください!」


激しく振り払い、彼から離れる。


 
一度だけ彼の方を振り返った私は、走って帰っていった。



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