sweet♡marriage〜俺様御曹司と偽装婚約〜




「なな、ないよ!あるわけない!そういう司があるんじゃないの!?」


入りたいって言ったのはそっちじゃん。

ただ、私が意味を履き違えてただけだけど。



「お前と一緒にするな。まあ、お前がどうしてもと言うなら考えてやってもいいがな。」



「……っ、絶対言いませんからっ!」



司は不敵に笑うと、私を置いて歩き出した。




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ゆっくりと大浴場の温泉を楽しみ、部屋に戻ると豪華な懐石料理が並んでいた。



「うわ〜〜美味しそ……!」



思わず走って席に着くと、既に向かいの座椅子に座っていた司がやれやれという表情をする。



「小学生のガキか。」



「いいでしょ!すっごく美味しそうなのは本当だし!わ〜早く食べたいなぁ」



私たちの会話を聞いていた仲居さんはニコリと微笑む。



「可愛い奥様ですね。では、こちら火をお付けしますね。」



か、可愛い奥様!?



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