sweet♡marriage〜俺様御曹司と偽装婚約〜
「……は?何だいきなり。変なもんでも食ったか。」
うっ……
私ってば今日変なこと言い過ぎたよね……
「い、いや〜黙ってたらかっこいいし、さぞおモテになるんじゃないかな〜って……」
私の言葉にギロッと睨みを利かす司。
そ、それですよそれ。
それをなくしたらもっとモテるのに……
「彼女はいないが、大事な奥さんはいる。」
「……え?」
思わずお吸い物を持つ手を止める。
「目の前にいるだろう、一々言わせるな、阿保。」
なんて、司はビールを一口あおった。
………な、なにそれ……
パーティーのときの『愛してるよ』ぐらいの大きな爆弾。
彼の頬が少し赤いのはお酒のせいですか?
不意の言葉に心臓はドキドキと高鳴って止まらない。
「あああ!もう!!今日はとことん飲むぞ〜!」
頬が熱くなる理由が欲しくて
ビール瓶に手を伸ばすがひょいっと取り上げられてしまう。