sweet♡marriage〜俺様御曹司と偽装婚約〜




やがて、ついた店はネオンが光る騒がしい街
歌舞伎町の一角にある店。


"Club GLACER"


なんだ、キャバクラ…か?



「司さんはこんなところ似合わない気がするんですけど、可愛い子いっぱいなんで!行きましょう!!」



促されるまま店に入ると派手な格好の女たちが笑顔で出迎える。



早速席につくと、社員の一人が笑顔で俺に言う。


「あ、この子がさっき言ってた俺が推してるアミちゃんとサユちゃんでこっちは…」



そう、紹介された女たちは営業スマイルでニコッと微笑む。



「もしかして、一ノ瀬司さんですかぁ!?雑誌やテレビで拝見したことあります〜!そんなお方がうちのお店に来てくれるだなんて…」



キャー、と周りを囲む女たち。

女たちに囲まれた俺を見て、古賀はニヤリと笑う。

何にやけてんだアイツ。



「あと、最近入った可愛い子がいるんですけど〜、あ!あの子です!」



一人の社員が指す方を見ると、露出度の高いドレスを着た華奢な後ろ姿が。




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