sweet♡marriage〜俺様御曹司と偽装婚約〜
「上目遣いなんてして誘ってるのは君だろう。そんな短いスカート履いて、襲われても文句ないよね?」
………な、何言って
腕を掴んだままの斎藤様は狭い路地に連れて行こうとする。
「やっ、何するんですかっ!?離してっ」
腕を離そうも、強く掴まれて離れない。
「いい子にしてよ……ね?君の悪いようにはしないから。」
妖しく微笑んだ斎藤様は私の口を掌で抑える。
「んんっ、…し、てっ」
口を塞がれ思うように声が出せない。
煌びやかにネオンが光る歌舞伎町も、路地に入ってしまえば何をしていても分からなくなる。
ただでさえ、ここは店の裏。
滅多に人目につかない。
身を捩って抵抗するも、全く効果はない。
「いいねぇ、その潤んだ目。ゾクゾクするよ…」
斎藤様は私を建物の壁に抑えつける。