あなたへ
「今日はもう帰ろうか。」
「うん…。」
頼ってくれたのがうれしかった。それに、アスカの香りはとても居心地がいい。安心してしまった。もうちょっとこのままで居たいと思う自分はおかしいんだろうか??
「手、繋がない??」
甘えてくれたことがうれしくて、積極的になってしまった。
「ははっ、いいよ。」
アスカは笑って手を差し出す。そのしぐさに少しだけドキッとした。
…………訂正。少しどころじゃない。心臓壊れそう……。